現在も続く日向備長炭の生産地「宇納間」
里山の書籍や論文といえば、関東以西の落葉広葉樹型里山林を扱っているものが多いように感じるが、九州では里山林といえばツブラジイやアラカシなどからなる照葉樹型里山林である。コナラやクヌギからなる落葉樹林を里山林だと認識していた身からするとなんだか違和感がすごい。
現在も薪炭林として維持されている例として、宮崎県東臼杵郡美郷町の宇納間(うなま)地区が挙げられる。門川町から五十鈴川を遡って行った山奥である。
下の記事によると、昔は日向地方一帯がアラカシの日向備長炭の生産地として有名だったらしい。ちなみに、一番有名な備長炭は和歌山の紀州備長炭だけど、あちらの原木はウバメガシ。
照葉樹型里山林にも草地性植物は多いのだろうか。絶滅種危惧種などがいるかも気になってきた。アラカシ薪炭林見てみたい。
古くから日向地方一帯はアラカシを原木とする日向備長炭の生産地として有名であったが、この地域では今も料理用の高級炭が生産されており、その中でも著名なのが「宇納間(うなま)備長炭」である。ここでは昔からの伝統的な里山利用が続けられており、炭窯も30基以上存在し、原木であるアラカシ林の利用・更新が持続的に行われている。これによって維持されるアラカシ低林の里山景観が一帯に広がっている。
あら、レポートがあるのにブログなんて書いてしまっていたわ。
レポートの代わりにこれ提出しちゃダメ?