ちば里山センター
「ちば里山センター」は、平成16年に千葉県里山条例の具体化を目指して設立された団体である。
この団体の行なっている「里山情報バンク」及び「里山ワンストップサービス」という事業が面白かったのでメモ。
簡単にいうと、ちば里山センターが行なっているのは、
土地所有者と管理団体のマッチング、活動支援、情報発信などである。
里山情報バンク
里山活動を行いたい市民や里山活動団体と、里山を活用してほしい土地所有者の間を繋ぐ仕組み。両者にwinwinな関係を目指している。
行政との連携により、土地所有者と里山活動団体をマッチさせるようになっていて、仲人的役割の里山センターに集まってきた情報の蓄積を指して、「里山情報バンク」と呼ぶのだろう。里山情報バンクの形成は、そもそも千葉県に里山条例が作られていたなどからもわかるように、里山を守っていこうという社会的な流れがすでに形成されていたからこそ可能になったものだと思う。
里山ワンストップサービス
ちば里山センターは、里山活動団体、県民、農林業家、企業など多様な活動主体を結びつけることで、里山管理に関する様々な事業を展開している。「ワンストップ」とは、里山に関連するいろいろな事柄を「ちば里山センター」という一つの窓口で全て対応するという意味であろう。
具体的には次のサービスがあるという。
この団体の位置付けはよくわからないが、これだけの広範なネットワークを構築し、事業を展開できているのはすごいと思う。潜在的ニーズを探し出してきて、マッチングを行うのはとても優れた戦略である。経済的な面はどうなっているのだろうか。
今日の夜までのレポートがあるので、今日はここまで。
お読みいただきありがとうございました。