里山学覚書

森林科の学生のつぶやき

カレーライス 〜歩き旅のためのワンバーナークッキング①〜

カレーライスは、ワンバーナークッキングのメニューとしてかなり一般的である。そこで、今後の歩き旅の際のメニューに取り入れるべく、レトルトカレーを使って実際に作ってみた。

歩き旅での料理は簡単かつボリュミーで美味しいという条件が求められるだけでなく、栄養面や片づけやすさも重要となってくる。

この記事では、カレーライスを歩き旅のメニューとして使う時の工夫をまとめてみた。

縦走登山にも参考になると思う。

調理方法

調理器具

  1. ガス缶
  2. バーナー
  3. コッヘル
  4. まな板
  5. ナイフ

f:id:Tabijitaku:20250118204150j:image

バーナーのセット

f:id:Tabijitaku:20250118204043j:image

写真のようにバーナーをセットした。

今回は入手性の高いCB缶を用いた。新富士バーナーのアミカスを、キャンピングムーンの変換器具を使ってCB缶に接続している。

レトルトカレーはコッヘル上に置くと、重しにもなるし、ちょうど良い温度に加熱される。

炊飯

f:id:Tabijitaku:20250118204057j:image

今回はご飯一合を炊く。

  1. 簡単に研いで、人差し指第一関節くらいの高さまで水を入れ、蓋をして加熱する。
  2. 2分ほど弱火で温め、その後強火。
  3. 沸いたら弱火で沸騰を維持する。
  4. 蒸気が少なくなり、パリパリという音が聞こえたら水がなくなった証拠なので、火を消す。着火より約20分。
  5. 10分蒸らす。
  6. 蓋をとってかき混ぜ、余分な水分を飛ばす。
  7. 完成。

火をつけてから30分かかるので時短料理とは言えない。

カレーをかける

f:id:Tabijitaku:20250118204104j:image

ご飯を寄せ、温まったレトルトカレーをかけて食べる。

野菜のスライスや缶詰を入れても美味しい。この場合、フタの方で加熱してから入れても良い。

なお、スプーンはアルファ化米などに付いている小型のプラスプーンで十分である。

片づけ

f:id:Tabijitaku:20250118204112j:image

スープでコッヘルを洗い流す。

水200mlとスープの素を入れ、加熱。

暖かくなれば良い。

カレーをかき落としながら食べる。

f:id:Tabijitaku:20250118204133j:image

ペーパーで拭く。50cmほどで十分。

トイレットペーパーの芯を抜き、ガムテープを巻いたものが便利。

f:id:Tabijitaku:20250118204140j:image

アルコールティッシュで調理器具を拭く。

ナイフ、まな板など、汚れの少ないものから拭くようにする。

f:id:Tabijitaku:20250118204147j:image

このやり方だと、ゴミは少ししか出ない。

最後に調理器具を片づけて終わり。

最後に

以上、ワンバーナーでのカレーライスの作り方を歩き旅の工夫を交えて解説した。

歩き旅では、何日も野宿を続けながら旅をする中で、料理に関しても独特な方法が必要となる。今後新たな工夫が生まれるかもしれないが、その時はまた報告したいと思う。