カレーライスは、ワンバーナークッキングのメニューとしてかなり一般的である。そこで、今後の歩き旅の際のメニューに取り入れるべく、レトルトカレーを使って実際に作ってみた。
歩き旅での料理は簡単かつボリュミーで美味しいという条件が求められるだけでなく、栄養面や片づけやすさも重要となってくる。
この記事では、カレーライスを歩き旅のメニューとして使う時の工夫をまとめてみた。
縦走登山にも参考になると思う。
調理方法
調理器具
- ガス缶
- バーナー
- コッヘル
- まな板
- ナイフ
バーナーのセット
写真のようにバーナーをセットした。
今回は入手性の高いCB缶を用いた。新富士バーナーのアミカスを、キャンピングムーンの変換器具を使ってCB缶に接続している。
レトルトカレーはコッヘル上に置くと、重しにもなるし、ちょうど良い温度に加熱される。
炊飯
今回はご飯一合を炊く。
- 簡単に研いで、人差し指第一関節くらいの高さまで水を入れ、蓋をして加熱する。
- 2分ほど弱火で温め、その後強火。
- 沸いたら弱火で沸騰を維持する。
- 蒸気が少なくなり、パリパリという音が聞こえたら水がなくなった証拠なので、火を消す。着火より約20分。
- 10分蒸らす。
- 蓋をとってかき混ぜ、余分な水分を飛ばす。
- 完成。
火をつけてから30分かかるので時短料理とは言えない。
カレーをかける
ご飯を寄せ、温まったレトルトカレーをかけて食べる。
野菜のスライスや缶詰を入れても美味しい。この場合、フタの方で加熱してから入れても良い。
なお、スプーンはアルファ化米などに付いている小型のプラスプーンで十分である。
片づけ
スープでコッヘルを洗い流す。
水200mlとスープの素を入れ、加熱。
暖かくなれば良い。
カレーをかき落としながら食べる。
ペーパーで拭く。50cmほどで十分。
トイレットペーパーの芯を抜き、ガムテープを巻いたものが便利。
アルコールティッシュで調理器具を拭く。
ナイフ、まな板など、汚れの少ないものから拭くようにする。
このやり方だと、ゴミは少ししか出ない。
最後に調理器具を片づけて終わり。
最後に
以上、ワンバーナーでのカレーライスの作り方を歩き旅の工夫を交えて解説した。
歩き旅では、何日も野宿を続けながら旅をする中で、料理に関しても独特な方法が必要となる。今後新たな工夫が生まれるかもしれないが、その時はまた報告したいと思う。