無料で使えて、莫大な昆虫標本の情報をまとめて管理できるWebデータベースサービスがあるのをご存知でしょうか?
実は、WebSpecimanagerという無料の標本データベースサービスがあるので、ご紹介したいと思います。
WebSpecimanagerの概要
WebSpecimanagerは個人が開発したWebデータベースサービスですが、完成度はとても高いです。
本格的なRDB(リレーショナルデータベース)になっており、標本データにあらかじめ保存した調査地情報や分類情報を紐付けしていく形式をとっているため、登録作業効率が非常に良いです。
特に甲虫・蛾の分類情報に関しては、既存の目録の情報を利用しているので自分で入力する必要がありません。
さらに、このデータベースからは登録した標本情報をCSV形式でダウンロードすることができるため、工夫次第でいろいろな応用が可能。
ただ、個人の運用ゆえに存続性に多少の疑問がありますが、サービスの終了に際しては利用者の標本データにおいて、必ずなんらかの救済処置をとると公言しているので安心できますね。
標本データベースを始めるにあたっては非常に使いやすいサービスなので、ぜひ多くの人に利用してほしいと思います。
関連情報
機能の詳細や開発の経緯については、開発者の藤川浩明さんによる解説が以下のブログに載っているのでご興味ある方は読んでみてください。
fujikawahiroaki.hatenablog.com
Twitter(X)はこちら↓
https://twitter.com/webspecimanager
最後に、このようなサービスを無料で提供していただいている開発者様、分類情報を公開していただいている方に感謝すると共に、敬意を表します。